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奈良県立医大マスク、オミクロン株にも効果 特殊な銅合金を蒸着

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銅合金のウイルス不活化効果を説明する中野准教授(右)とやまと真空工業の岩本専務=奈良県橿原市の奈良県立医大で2022年6月29日午前11時36分、稲生陽撮影
銅合金のウイルス不活化効果を説明する中野准教授(右)とやまと真空工業の岩本専務=奈良県橿原市の奈良県立医大で2022年6月29日午前11時36分、稲生陽撮影

 奈良県立医大の中野竜一准教授(微生物学)と香芝市の金属加工会社「やまと真空工業」が共同開発し、同社が2月から販売しているマスクに、新型コロナウイルスのオミクロン株も不活化する効果が確認された。4層構造の内側に特殊な銅合金を含む不織布マスク(1箱30枚入り3120円)で、15日から「小さめサイズ」(同2700円)と「こども用サイズ」(同2550円)も発売した。

 中野准教授は薬剤耐性細菌の研究が専門。ドアノブなどを介した院内感染を防ごうと金属の研究を始め、亜鉛など複数種類の金属を含む特殊な銅合金に、ウイルスを不活化する高い効果があることを確認した。同社の技術を生かし銅合金を不織布に蒸着。マスク開発に成功した。

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